「キャッシング」とはいったい何を指すのか?
”キャッシング” と一般的に言われる言葉の意味は、「お金(=キャッシュ)を借り入れること」です。
お金を借りる”ローン”とほぼ同義ではありますが、一般的にはローンの中でも住宅ローンなどとは違い、主に「個人向けの小口融資」を指しています。
キャッシングというと、CMの効果もあり、消費者金融からの借り入れを一番想像しやすいですが、消費者金融だけでなく、クレジットカード会社や信販会社、銀行も行っています。
銀行の小口融資は、内容自体は「キャッシング」とほぼ変わらないものの商品名などから「カードローン」と呼ばれることが多くなっています。(実際に銀行のカードローンの審査は、無担保小口融資のノウハウを多く有している提携や系列の消費者金融が行っていることが多く、申込窓口が銀行になり、銀行の貸付金利に合わせ審査になっただけのようなものです)
「キャッシング」はどんな時に便利?
キャッシングを利用するケースで一番多いのは、やはり急な出費などでの生活費の僅かな不足分の穴埋めでしょう。
冠婚葬祭や旅行などで思いのほか費用がかさみ、「給料日までほんの少し足りない」といった需要を満たすのが”キャッシング”です。
多くの会社では、最短で申し込んだその日のうちにカードを受け取れたり、振り込みで借入がなされたりと、「今日ピンチ!」といった急な資金の要望に応えてくれる頼れるサービスがキャッシングなのです。
また、裏技的な使い方として、初めての方限定のキャンペーンなどで一定期間の無利息サービスを行っている会社を利用し、無利息期間内に返済を行えば、5万円だろうが10万円だろうが利息は0円なので、時間外や提携のATMで自分のお金を下ろして手数料を取られるよりも安く済んでしまうという利用の仕方もあります。
「キャッシング」はどんな人が利用している?
日本貸金業協会の2015年の調査によれば、職業別の貸付構成比率は
給与所得者(正社員)54.1%
契約社員・派遣社員・嘱託社員・パート・アルバイト 16.9%
自営業 8.9%
会社・団体の経営者、役員 4.6%
公務員・非営利団体職員 3.2%
教職員・医師・弁護士など 3.0%
専業主婦(主夫) 1.6%
無職・その他(フリーターなど) 7.7%
となっています