信毎WEBより
ネット上で完結、非対面サービス強化 八十二銀行
八十二銀行(長野市)は今秋をめどに、契約までの手続きをインターネット上で完結できるカードローンの取り扱いを始める。
来店しなくても手続きができる「非対面」サービスを強化する。スマートフォンで預金口座の開設を可能とするなど、他にもさまざまな非対面サービスを計画。情報端末の活用を通じて利便性を高め、営業時間内の来店が難しい若年層を中心に顧客を開拓する。
同行は、2015年4月から3年間の第30次長期経営計画で三つのテーマを設定。そのうちの一つに「お客さま利便性を進化させる」を掲げた。具体策として本年度から来年度にかけて順次サービスを導入する。
カードローンの契約はこれまでも来店は不要だったが、郵送やファクスでの申し込みが必要だった。これをネット上で全て手続きが完了できるようにする。八十二銀行によると、カードローンで競合する消費者金融はネット利用の手続きで先行。「利便性が劣ると選ばれない。なるべく手間を省いていく必要がある」(個人部)としている。
預金口座の開設は一般的に店舗で手続きをする必要があるが、9月をめどに、スマホで専用のアプリをダウンロードし、内蔵のカメラで運転免許証を撮影して必要な情報を入力すれば申し込めるようにする。同行によると、これらのサービスの導入は県内金融機関で初めて。
インターネットバンキングでもスマホを活用して利便性を高める。今年7月にインターネットバンキングを刷新する計画で、これに合わせて投資信託商品の売買などがスマホでできるようにする。
このほか、用途が自由なフリーローンは17年9月をめどに、来店しなくてもネット上などで借り入れの手続きができるようにする方針。申し込み時以外は来店が不要な「教育カードローン」の取り扱いも同2月に始める予定だ。
同行個人部は「対面で相談したい層にはしっかりと対応する。その一方で、来店しなくてもよい層のニーズに応えたい」としている。
手続きのネット完結は、昨年くらいから一気に大手消費者金融各社が導入して、今では当たり前のサービスになってますからね。
WEBで申し込んでいるんだから、書類を書いて更に送り返すなんて言うアナログで面倒な事は誰もがしたくないですからね。
しないで済むに越したことはないです。
最終的に選ぶ決め手になるほどのものではないでしょうが(もっと重要なことがたくさんあるので)、余計な手間がかからないっていうのはユーザーにとってはうれしいのは間違いないですね。
消費者金融は大淘汰が行われ、再編成は終わった感がありますが、地銀は地方の産業を助けるという重要な役割があるとはいえ、やはり生き残るためには新しいサービスをやっていかなくてはいけないでしょうからね。
ほかの地銀もどんどん追従するように、同様のサービスを展開していくことになるでしょう。
ユーザにとっては、各社のサービスが上がり、選択肢が増えるのはありがたいことですね。